2018/06/23に発売されたOFF-WHITE × NIKE AIR JORDAN 1 UNC
相当数が少なく購入できた人は相当少ないと噂のアイテムだ。
リセール市場では、3倍以上の値がつけられ10万円を超えるサイズもある。
しかし、そんな人気アイテムの争奪戦を横目に、ある噂が流れていた。
それが“SNKRSの条件つき先行販売”
ほぼ確実に購入できると噂されている先行販売。
一体どんなユーザーが該当するのだろう。
SNKRSとは?
Nike SNKRSには、エアフォース1、エアマックス、フォームポジット、Nike SB、エアジョーダンを始めとする人気のプレミアムなナイキスニーカーたちが集まります。アイコニックでクラシックなスニーカー、そして最新のスタイルの中から、ナイキスニーカーで一番のお気に入りをいち早く見つけることができる場所が、Nike SNKRSです。
引用元NIKE
元々はアメリカでローンチされたサービス。
レアスニーカーの販売だけでなく、各ラインの歴史や制作のコンセプト、オフショットなどあの一足がリリースされるまでの裏側に触れられるコンテンツが充実しており、まさにスニーカー好きのためのサイトになっている。
最近のスニーカーの販売は、ほぼ100%SNKRSで行われているので、知らない人はいないだろう。
2018/03/20からはアプリも登場し、ますます重要度が高くなってきたサービスだ。

ちなみに、SNKRSでスニーカーを購入する際は、先着順ではなく完全抽選制
AM9:00や10:00にリリースされると、申し込み順に抽選が行われ購入の可否が判断される。
なので、たとえ早くアクセスできたとしても抽選に当たらなければ、購入できないシステムだ。
幾度となく、涙を飲んだ人も多いだろう。
しかし、先日販売されたOFF-WHITE × NIKE AIR JORDAN 1 UNCでおもしろい情報が流れた。
先行販売の存在だ。
SNKRSには先行販売がある!?
結論から言うとSNKRSには先行販売はある!
しかも、数は少なくない。
OFF-WHITE × NIKE AIR JORDAN 1 UNCの販売日が決まっていない、06/22のAM9:00ごろ、複数のフォロワーや友人界隈にNIKEからこのような通知が届いた。
限られた人に #offwhite #AJ1 の先行来てるみたいですね!!#nike #snkrs アプリにログインして確認してみましょう! pic.twitter.com/8lVlBm6mC5
— hypeboy (@hypeboyme) 2018年6月22日
正直、僕もそんなものがあるのかと半信半疑だったが、実際に12:00に販売が開始され、購入できた人もいるようだ。
残念ながら、ラクマやメルカリなどで先行で購入できた人が、23日以前にリセールしている様子も見られた。
そこで考えるのが”先行が来ているユーザーにURLを貰って自分のアカウントで購入を試みる”だろう。
実際に僕も同じことを考えて、OFF-WHITE × NIKE AIR JORDAN 1 UNCを先行URLから購入してみた。
このように、サイズ選択まで移行できても購入ボタンのURLが改変されており購入できないようになっているようだ。
先行販売の条件や基準は?
では実際に、どんなユーザーに先行販売の案内が来ているのだろうか?
NIKE側からの公式アナウンスなどはないため、あくまで憶測の域を出ないが、個人的には、いかに”NIKEのファンもとい、ロイヤルカスタマーになるか”が肝心なのでは?と考えている。
「当たり前だろ…」と思われるかもしれないが、NIKEとしてもリセールしないスニーカーが大好きなユーザーに履いて欲しいと思っているはず。
しかし、NIKEのブランディング的に「レアスニーカーが毎回購入できる状態」は意味がない。
スニーカー自体の数を絞り、価値を上げる事でブランディングに繋げているNIKEからすれば、毎回毎回同じユーザーに当てることはありえない。
これは、SNKRSが日本で導入され、先着抽選になったことから見ても明らか。
上記を鑑みると、他のユーザーと大きな差をつける裏技が必要なのではなく、欲しいスニーカーを手に入れるためにNIKEの意向に従い、小さな得点を積み重ねる方が大事だというのが僕の考え。
実際に先行に選ばれたことのある友人たちに話を聞きながら、ポイントになるであろう要件をまとめる。
SNKRSアプリにログイン
NIKE+メンバーアカウントでSNKRSアプリにログインするのはマスト。
2018/03/20、満を辞してリリースしたSNKRSアプリには、NIKEなりの思惑が潜んでいると考えている。

アプリ全体の利用率/コンバージョン率の高さ
2016年のデータで申し訳ないが、株式会社ジャストシステムの調査によると
スマートフォン経由のネットショッピングは、2015年比で3倍以上に増加
スマートフォンでのネットショッピングは、4割以上が「アプリ」メイン
というデータが出ている。
NIKEに置き換えてみれば、SNKRSのWebサイトに比べリピート率やコンバージョン率の向上が見込めるアプリにユーザーを遷移させたいと考えているだろう。
さらに、SNKRSのWebサイトに比べアプリの場合は、ワンタップでコンテンツにアクセス可能なので離脱率も低く、操作性も高いのでユーザビリティが高いという特徴がある。
プッシュ通知機能
スマホアプリならではのメリット”プッシュ通知”
ポップアップメッセージを表示させることで、ユーザーとの接触を増やせるメリットだけでなく、ゲリラ販売やリストックの際にもユーザーに通知を送る事が可能になる。
(実際に2018/06/15の OFF-WHITE x NIKE AIR VAPORMAXのゲリラリストックでもプッシュ通知が機能した)
こまめにSNKRSアプリで行動する
ただSNKRSアプリログインしただけで、全く動いていなかったら意味がない。
日頃から、アプリにログインし商品を閲覧する。
定期的にNIKEのアイテムを購入する。
レアスニーカーの抽選にチャレンジする。
返品はなるべくしない。
ユーザー側から、NIKEに”僕はNIKEのファンですよ〜”と呼びかける行為も効果的だと考える。
もちろん、購入金額や購入数が全てではない。
いかに接触し、行動データを残すことが重要だ。
SNKRSとLINEの連携
これもNIKE公式からの発表ではないが、連携しておくに越したことはない。
僕の周りで先行に選ばれてる人は、100%LINEと連携している。
アプリの原理と同じでLINEでの通知や、ワンタップでコンテンツにアクセス可能な状況ができている。
NIKEと僕らの接触点が増えている状態。
スマホを通じてNIKEの経済圏を作ってあげる、いつでもNIKEとつながれる状況を作ることで、他の一般カスタマーと比べた時に一歩抜きん出ることができる。
SNKRSの先行販売のパターンは!?該当していても見逃したら勿体無い!
SNKRSから先行販売の通知をもらうために、最善の努力をしても、その結果を見逃していたら勿体無い。
実際に先行販売(とそれに準ずるもの)には、どんな種類があるのだろう。
一個ずつ見ていく。
SNKRSに選ばれた方のみの販売
これぞまさに先行販売。
先ほど説明したLINE連携が活きてくる場面だ。
なんかきてた
snkrs 先行 pic.twitter.com/oM436e83ws— supremeと20年 (@supremesk_8) 2018年3月29日
僕自身きたことがないので、他の方の例で申し訳ないが、限られたメンバーのみ、SNKRSのLINEアカウントからメッセージが届く。
そこには、しっかりと“選ばれたメンバーだけに先行販売を開始”の文字が!
ちなみに、このURLは送られた当事者のみ有効になっており、他のメンバーがURLを譲り受けて購入を試みてもエラーで弾かれる。
しかし、このメッセージを受け取ったメンバーは、比較的余裕を持って購入できる(らしい)
完全運の販売システムだが、先ほどの連携等をしっかり行い、吉報を待とう。
ゲリラリリース
最近になって比較的多くなってきた販売方法。
どうやら明日プレストリストックがあるようですね、、 pic.twitter.com/fZSgCraF0Z
— hypeboy (@hypeboyme) 2018年8月16日
きましたー! pic.twitter.com/O3MCYY2Xv1
— hypeboy (@hypeboyme) 2018年8月17日
これは、僕も購入実績がある。
名前の通り、NIKE側から事前の告知なくいきなりリストックされるゲリラリリース。
これの厄介なところは、ゲリラリリースなのに抽選販売というところ。
僕自身は運良く購入できたが、同じタイミングで購入を試みた友人は、購入できていなかった。
また、SNKRSアプリのプッシュ通知も、販売の5分前に行われる場合もあれば、通知も全くなくサイレント販売させる場合もある。
スクラッチ
2018年8月30日にゲリラリリースされた、AIR PRESTO MID UTILITY X ACRONYM
動画を確認してもらうとわかると思うが、SNKRSのアイテムページを開き、アイテムを擦ると色が変わってきます。
(海外では、アイテムのデザインの一部が欠けていて、擦ると完成品になるなどのアクションもあるらしい)
全ての色が変わると、アイテムのPVが流れる仕様。
そのPVが終わると、購入の結果が発表されるシステム。
システム的に、このスクラッチリリースは先着順だと考えられる。
こういう販売方法もあると頭に入れて、今後は望んでいこう。
SNKRSの先行販売は、結局運でしかない!
少々マーケティングの授業っぽくなってしまったが、結局最後は”運”でしかない。
何か選択のアルゴリズムがあるのかもしれないが、それがわからない今、先ほども記載した
日頃から、アプリにログインし商品を閲覧する。
定期的にNIKEのアイテムを購入する。
レアスニーカーの抽選にチャレンジする。
返品はなるべくしない。
などの基本的なことは遵守しつつ、NIKEとの接触点を増やすアクションをとる。
行動データを残す。
そのような行動をユーザー側から起こすことで、NIKEも僕らがファンであるということを理解し反映してくれると信じるしかない。