世界中で絶大な人気のSupreme(シュプリーム)
BoxLogoを始め、人気ブランドとのコラボを発表するSupremeのアイテムは、どのシーズンも売り切れ必須。
店頭やオンラインで幾度となく買えなかった経験をした人も多いだろう。
需要と供給のバランスが崩れて、リセール市場(転売市場)では、元値の何倍もの値段がついたアイテムが飛ぶように売れている。
また、デザインが比較的シンプルなため、偽物の製造が簡単なことも原因のひとつ。
そういった背景から、Supremeの偽物が世に出ているのが現状だ。
最近では、外見では判別のつかない偽物が作られており、かなり厄介になってきている。
今回は、そんな偽物をつかまされないようにするために、Supremeアイテムの真偽の見分け方と、購入する際の注意点をお伝えする。
Supremeの偽物を見分けるのはプロでも不可能!?
Supremeの大人気商品「BoxLogo」
実際に本物を手に取ったことがある人は、どのくらいいるだろう。
夏にはBoxLogoTee
春秋冬はBoxLogoHoodie/Crewneck
など、オールシーズンで着回せるアイテムがリリースされている、Supreme好きの憧れ。
これから購入を考えている人も多いだろうが、どこで買うかは超重要。
なぜなら、Supremeの偽物はリセールのプロでも見分けるのは難しいからだ。
様々なBoxLogoが並ぶこの画像。
本物は2種類しかない。
何番が本物か言い当てられる人は、いるだろうか。
正解はNo,4とNo,9
アイテムは、2016SSのBACKPACKとSHOULDERBAG。
これが分かった人は相当なSupremeフリークだ。
この画像を公開しているのは、大手リセーラー「ブランド古着の買取販売のKindal」
彼らが公開している基準は
カインドオルでは、偽物か本物かの判断をお伝えしていません。
本物(正規品)の特徴を兼ね備えていない、
カインドオルの買取規定基準に満たない商品を
便宜上、偽物(コピー)と呼んでいますが、あくまでも規準に満たない特徴の有無を判断しているため、
カインドオルで本物か偽物かを判断しているわけではありません本物、偽物にも固体差があるため
タグはもちろん、縫製や生地の素材感、
パーツの研磨具合などを含めて総合的に判断をしています。
引用元「ブランド古着の買取販売のKindal」
と明言している。
つまり、本物と偽物の判断基準を定量化することは不可能なのでなので、独自の判断基準を設けて定性的に判断していますよということだ。
大手リセーラーでも、正確にSupremeの偽物を見分けるのは不可能なのだ。
実際に、某中国人バイヤーから、2019年SSのノースフェイスコラボもすでにフェイクが蔓延しているそうだ。
Supreme BoxLogo偽物判別ポイント
大手のリセーラーも信頼できないとなるとなると、自分で判断するしかない。
100%判断できるわけではないが、BoxLogoを購入する際にの判断方法を紹介する。
ボックスロゴのデザイン
BoxLogoのデザインは、Supremeも特に力を入れている。
そのため、偽物の中でも特にばらつきが出る部分だ。
大きく分けて2つの判断基準がある。
- ボックスのデザイン(大きさやプリント)
- フォントのデザイン(字体やバランス)
毎年、デザインは微妙に変化しているので、購入予定のアイテムの年代がわかれば比較して確認するのがおすすめだ。
特に、プリントが薄かったり、ボックスに対してフォントがアンバランスなものは要注意。
生地の違い
SupremeBoxLogoHoodieは、裏地起毛のスウェット生地を使用。
ヘビーオンス(約12oz)が特徴。
引用元The Life Wares
2000年代から、素材をカナダヘビーに変更している。
それに比べて、偽物はオンスが足りずペラペラ。
理由は簡単で「ジャージ素材(HoodieやCrewneckなど)の値段は、重さで決まるから」
偽物は、値段をやすくするため、ペラペラの素材を使っている特徴がある。
裁縫が甘い
本物の裁縫は丁寧で惚れぼれするほど。
SupremeBoxLogoHoodieは、「フラットシーマ」と呼ばれる4本針を使用している。
フラットシーマは、国内でも扱っている工場/台数が非常に少ない貴重なミシン。
縫い合わせた裏側が、フラット (平ら) に仕上がる為、着心地がいいのが特徴。
コストはかかるが、細部へのこだわりが見えるアイテムだ。
首元のタグの透かし
BoxLogoTeeなどの場合、首元のタグに透かし文字でSupremeと入っている。
偽物の場合、透かし文字がそもそも入っていなかったり、おかしなプリント、カラーだったりする。
洗濯タグ
まず確認して欲しいのが、素材。
本物の場合、カラーによって素材が異なる。
Greyの場合は、Cotton(綿)90% Polyester(ポリエステル)10%
その他のカラーの場合は、Cotton(綿)100%
(年代によって異なる場合あり)
偽物は、先ほどの裁縫にもあったが、根元のつなぎ目が雑。
また、プリント自体が薄かったり、洗濯アイコンのサイズが違ったりする。
アイテムタグ(半タグ/全タグ)
これも毎年、デザインは微妙に変化している。
国内で購入した正規品は、アイテムタグが切り取られた「半タグ」がついている。
海外のSupremeで購入したアイテムは、日本のように「半タグ」ではなく手付かずの「全タグ」がついてくる。
タグの裏側には、価格シールやコードなどが付いている場合が多い。
最近では、偽物でも「半タグ」がついていたりする場合があるが、カラーが異なったり、サイズが違ったりするので注意してみるといいだろう。
人気アイテムの通販(オンライン取引)は危ない
対面での買取ですら、偽物の判断は難しい。
商品が届くまで審議の判断ができないオンライン取引は、より難易度が上がるのは言わずもがなだろう。
全員が偽物を販売していると言うわけではないが、そう言う悪いことを考えている人もいることは認識しておくべきだろう。
特にオンライン取引で気をつけて欲しいのが、「商品のすり替え」
販売する際は、本物の写真を掲載しているが、実際に送られてきて確認すると偽物だったと言う事例もある。
もちろん悪質な場合は、運営元に確認し毅然とした態度で返金を求めよう。
購入する際の注意点
大手のAMAZONや楽天市場、ヤフーショッピング以外にもメルカリやフリルなど、様々なプラットフォームが出てきた今、人気アイテムを手軽にゲットできるチャンスが増えたのは喜ばしいこと。
だが、その分偽物も増えてきているのも現実だ。
そこで、オンラインでSupremeのアイテムを購入する際、偽物に当たるリスクを少しでも抑えるための方法を紹介する。
アイテム相場を確認する
ほしいアイテムの相場は必ず確認しよう。
Supremeのアイテムは、需要と供給のバランスに極端に偏りがあるため、リセール市場で定価以上の値段がつくことがある。
定価の値段で出品されているからといって本物だとは限らない。
ましてや、定価より安い場合は、商品の状態が著しく悪いか、偽物かのどちらかだと考えていいだろう。
ほしい商品がある場合は、 相場観を確認しよう。
販売元は誰なのかを見極める
アイテム購入先が信頼できる業者なのかを確認しよう。
AMAZONや楽天市場、ヤフーショッピングなどのオンラインショップでは、ショップ情報。
ヤフーオークションやメルカリ、ラクマなどのフリマアプリでは、出品者情報のチェックはマスト。
先ほども伝えたが、悪意のあるバイヤーが、本物の画像を使用して、偽物のを販売していることもあり得る。
相場を確認した上で、あまりにも乖離がある場合は、購入を控えること。
販売元を確認し、評価やコメントなどは一通り確認しておくのがいいだろう。
納品書の原本を希望する
Supremeのアイテムには、必ず納品書が付属してある。
店舗購入の場合、レシート。
オンライン購入の場合、納品書。
オンラインの納品書は、シールタイプになっている。
レシートや納品書の模造は簡単だが製造コストがかかるため、偽物の場合はコピーなどの場合が多い。
原本を添付してくれる場合は、リスクを抑えることができるだろう。
レシートの偽物も出てきているようなので注意が必要だ。
フォロワーさんから頂いた、Supremeの鞄の偽物に付属していた店舗購入レシートの偽造品です。
文面そのものは日本語がおかしな点など無いですが、そもそもの字体が慣れている方が見れば違和感が凄いのですぐにわかるかと。
店舗購入レシートあり、が信用出来ない時代。
⇦偽物 本物⇨ pic.twitter.com/uAzuNixwzZ— Sfp_km (@Sfp_km) 2017年12月30日
偽物のオンライン納品書を入手しました。
・メールアドレスのスペルに不明な空白
・下記〜は2行になっている。あと1文無いし!😂*スプシの場合
・商品コードやや上より
・値段の数字は右に1スペース空いてる
・返金の最後の1文が切れているなどと素人でも分かります😅#やめよう偽物 #作ろう笑顔 pic.twitter.com/2mwytPMjpX
— おーてん@中国転送屋 (@_OUTEN_) January 23, 2020
本物のBoxLogoHoodieを購入しよう
散々伝えてきたことだが、可能なら公式から購入した方が安心。
しかしなかなか難しい場合は、スニダンなどで購入するのがおすすめ。
確実に本物が欲しいなら並びかオンラインで手に入れよう
やっぱり確実に本物が欲しいなら、自分で購入するのが一番確実。
並びで疲れていたり、オンラインで寝るまも惜しんで準備して手に入れた一着は、一生の思い出になる。